清州館について
館長 齊藤輝夫
清州館は、平成二十年六月に川西市桜ケ丘小学校の体育館において呱々の声を挙げました。「清州」というのは私の号でもあり、その願意は、
一、無より有を創り出す
二、志は大抵貫徹する上、他人が難しいとするところも容易
に成遂げる
三、身体が健全で一生大病なし
四、長寿を保つ
というものです。この清州の旗印の元で生涯剣道を目指し、剣道を通じて社会に貢献しようとする仲間たちと立ち上げたのが清州館です。
最初は現職の自衛官主体の道場でしたが、次第に出入りがあり、現在は自衛官の他に会社員、警察官、教員、外国人等多士済々です。
剣道歴も子供の頃から始めた人、清州館で初めて竹刀を握った人等様々です。この仲間達と志を同じくして、目的達成のため厳しい稽古に励んでおります。
稽古は週二日。短い稽古時間ですが、基本を大切にし、衰えた体力の回復を主体に稽古を行っております。令和六年も会員一同とますます健康で、生涯剣道の道を邁進していきたいと思っております。
新しき船出
新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりありがとうございました。コロナが明け、いよいよ本格的な活動開始かと意気込んだ矢先、色々な組織の綻びが露呈致しました。これは一重に私の不徳の致すところと心得ております。去る者がいれば来る者あり。新しく加わったメンバーと心を一つにして清州館らしく新年の荒波に乗り出していきたいと思っております。
歳が改まり気分を一新、稽古に励んでいきますが、やる事が変わる訳まではありません。生涯剣道を目指し、基本・基礎に立脚した地に足の着いた稽古をやっていきましょう。上達に早道はありません。ひたすら稽古・稽古・稽古です。
知の巨匠と言われた故渡部昇一氏の言葉に「人生で一番大事な事を一つあげろと言われたら、それは『できない理由を探さない』もう一つと言われたら、『何が起こっても投げ出さない』ことと言っております。拳拳服膺したいものです。
私も昨年古希を迎えました。古希にして尚壮快。今年は全てにおいて「原点回帰」初心に戻って皆さんと一緒に精進していきたいと思っております。昨年よりは一日でも多くの日数の稽古を積み、一回でも多くの形を打つことに徹し、昨日よりは今日、今日よりは明日さらに成長し続ける姿を追い求めていきたいと思っております。
どうぞ本年も宜しくお願いいたします。
略歴
福岡県飯塚市出身
昭和28年10月17日生 70歳
防衛大学卒業後陸上自衛隊入隊
平成20年陸上自衛隊定年退官
資 格
剣道教士七段
社会体育指導員(上級)
主要役職
○中部地区自衛隊剣道連盟会長